意外と知られていないカナル式イヤホンの快適装着法「シュア掛け」とは


今日、2週間前に注文したBluetoothイヤホンが届きました。

 

 

ジムでランニングマシンに乗る時、じゃんじゃんアップされるハロプロ動画をiPhoneで流しながら走るのがお気に入りなのですが、ずっとiPhoneにイヤホンジャックを差すことに抵抗がありました。嫌な理由は

 

  • 端子の接続部がすり減るから
  • 抜き差ししている間にホコリが混入してiPhoneの寿命を縮めるから
  • 走る時にコードが目の前でブラブラしたり引っ張られる感触がするから

です。意外と繊細な私です。

初めて買ったiPhoneは4だったのですが、あのあまりにむき出しで長細い端子と、端子カバーが付属されていない仕様にびっくりしました。絶対にココからホコリが入るしサビるし壊れる!と思ったのでずっと100均の端子カバーを付けていましたが、去年の暮れまで4を元気に使っていたので自分の端子保護信仰もあながち見当違いではないんじゃないかと思っています。「よくそんな長持ちするね」ってよく言われましたから。まあ、iPhone6に替えたら端子が小さくなってたので安心してカバー付けなくなっちゃいましたけどね。

 

話を戻して、そんなわけで端子を消耗したくないという気持ちで去年Bluetoothのワイヤレスイヤホンというものに目を付けました。

Bluetooth製品にはあまり詳しくないのですが、前にワイヤレスキーボードを興味本位で買ったことがあり、それがあまりに使い心地が良かったのですっかりBluetoothにいいイメージを持つようになったのです。

 

 これ一つでiPhoneやiPadがフルキーボード搭載のパソコンに早変わり!

折り畳み式で持ち運びし易いし、今も喫茶店や図書館、旅行に行く時などに愛用しています。

 

なので早速SONY社製で5000円くらいするBluetoothワイヤレスイヤホンを買ったのですが、正直あまり使い勝手はよくありませんでした。

自分と合わなかった部分は3点。

  • リモコン部分が重い

イヤホンに接続して使うリモコン部分が重くて、Tシャツにクリップで挟むとビロンビロンと伸びてしまいます。リモコンの重さに引っ張られるので結局コードがまとわりつく不快感はワイヤードのイヤホンとあまり変わりませんでした。

  • すぐ壊れた

付属の純正充電ケーブルを速攻で失くしてしまった私もいけないのですが、間に合わせで100均のUSB充電ケーブルで充電していたら3回くらいでウンともスンとも言わなくなりました。

  • カナルイヤホンが苦手

最近主流のカナルイヤホン。あれがどうにも耳に合わなくて・・・・。

右耳はまだよかったのですが左耳のフィット感が特に悪くて、ギュッギュと耳穴に押し込んでいたらゴム部分がすぐ割れちゃいました。

 

 

安いBluetoothイヤホンに思い切って買い替えた

100均ケーブルで充電したせい(?)で動かなくなったSONYのイヤホン。

買い替えを検討しました。

 

SONYのはノイズキャンセリングなんてハイテク機能も付いていて最初は「すごい!本当に音が消えるー!」と感動したものの、なんか騒音を消すためにただでさえ少ない充電を消費するのに気おくれするし、なんかノイズキャンセリングの原理を知ると「え、イヤホンから音を信号で出すことによってぶつけて騒音を打ち消してるの・・・・?それって静かなフリして実はただの騒音よりうるさい事になってるんじゃないの?」と思ってしまって、ノイズキャンセリングを使って静かにするって発想に抵抗を感じてしまうようになりました。

 

なのでノイズキャンセリング機能は要らないし、音量調整や早送り/巻き戻しもiPhoneの方でやれるので要らない。つまりワイヤレスで音が流れれば他の機能は何にも要らない!という結論になりました。

SONY製イヤホンは無駄になりましたが、自分なりのワイヤレスイヤホンの使い方がハッキリしたという点では感謝です。

 

更に、またいつ壊れるか分からないのでなるべく安いBluetoothイヤホンを、と考えてAmazonで探した結果、記事の一番上の商品に行き着きました。海外発送なのでお届け日数はかかりますが、2000円を切る安さ。すぐ壊れても何も惜しくない。

そしてリモコン要らずでコードも適度な短さ。シンプルで邪魔にならなさそうです。

どうやらイヤホン部分に直接リモコンが内臓されているようなので、それが重くないか不安だったのですが、Amazonレビューを見る限り「軽い」という意見がほとんどだったので杞憂に終わりそうです。

 

そういうわけで一つだけ不安要素が残りました。

それはイヤホンがカナル型だということ。

もう今時のイヤホンはどれ見てもカナルしか無いので今回も仕方なくカナルを選んでみたのですが、この商品、あらためて手元に届くとアンチカナル派からしたら到底受け容れがたい形状をしていました。

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なんかイヤホンが斜め下に向いてる・・・・?

可動式かと思ってねじってみましたが動きませんでした。固定式のようです。

 

私の耳穴の角度を勝手に決めるんじゃないっ!

と思いました。

案の定耳に装着してみても角度が合わないのですぐに「プカァ~」とゴムが浮かんできます。

ご丁寧にカナルの付け替えゴムが大・中・小と3種類入っていたので全部試してみましたが全部「プッカァ~」です。

更にイヤホンに付けるプラスチック製の耳掛けも付属しているのですが、素材が固いので耳掛けを耳に引っかけること自体が難しく、また引っかけられると確かにイヤホンが耳から外れて落ちることは無くなるのですがそもそも耳穴から「プッカァ~」の状態なので据わりの悪さは改善されません。

 

カナル嫌いに啓示が。その名も「シュア掛け」!

「ああハズレか・・・・」としばらくぐったりしていましたが、

「こんなに世の中にカナル型が蔓延しているからには、誰かがきっと私みたいなカナル嫌いにもやさしい情報をネットで流してくれているに違いない」と思い直し、「カナル型 合わない」で検索をかけてみました。

すると求めていた情報が見つかりました!

matome.naver.jp

 

目からウロコ。

従来のインナーイヤー型イヤホンと同じように耳に差してしまうのがそもそもの間違いだそうです。

コツは一つ。イヤホンから伸びるコードを上向きにすること。

リンク先の写真のように上に向いたコードを耳にくるっと引っかけるように装着するとあら不思議、ぴったり耳の穴にゴム(イヤーチップというらしい)がはまります。

 

これを「シュア掛け」というそうです。

機種によってはシュア掛けにしない(コードを下方向に垂らす)方がフィットするように出来ているものもあるそうですが、私の場合はシュア掛けで試してみたら今までの「プッカァ~」が嘘みたいになくなりました。

耳の形のせいじゃなくて付け方が間違っていただけだった!「私の耳穴の角度を勝手に決めるんじゃない」とか言ってすいませんでした。テクノロジーパイセン最高です。

 

でもたぶん「シュア掛け」を知らないままカナル型を使っている人が世の中の大半なのではないでしょうか。

正しい付け方も周知されないまま普及しているカナル型って面白いなあと思って記事にしてみました。

 


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