ショビ書房のホリディ

マンガ・仏像彫り日記・℃-ute・ハロプロなどについて書いています。

「マガジンR」創刊号の感想。月刊少年マガジン増刊の激動の変遷。ところでマガジンRの“R”って何のR?

月刊少年マガジンの新しい増刊、「マガジンR]が創刊されました。

少年マガジンR (1) 2015年 05 月号 [雑誌]: 月刊少年マガジン 増刊
 

 

少年マガジン増刊シリーズの大まかな歴史と流れ

 少年マガジンの増刊には大きく2つの流れがあります。

週刊少年マガジン増刊月刊少年マガジン増刊です。

 

週刊少年マガジン増刊はちょくちょく単発で雑誌が出ているのですが

大枠としては1983年から現在まで続いている「マガジンSPECIAL」が代表誌です。(創刊当時は少年マガジンSPECIAL)

 

一方、月刊少年マガジン増刊は短いスパンで名称を変えることで存続しています。

大元は1993年に創刊した「マガジンGREAT」

「マガジンGREAT」は2009年で休刊となり、同じく2009年に休刊となった単独誌「月刊マガジンZ」と合体するような形で後継誌「マガジンイーノ」に引き継がれます。

 

しかし「マガジンイーノ」は短命に終わります。

たった2年後の2011年に「マガジンイーノ」は休刊、

代わりに「月刊少年マガジン+(プラス)」が創刊されます。

 

そして「月刊少年マガジンプラス」も3年で休刊。

約1年の空白期間をおいてプラスの後継誌として新たに創刊されたのが

今回の「マガジンR」となります。

 

目まぐるしいのでまとめると、

「マガジンGREAT」

→「月刊マガジンZ」と合体して「マガジンイーノ」になる

→「月刊少年マガジンプラス」になる

→「マガジンR」になる ←イマココ

 

「マガジンGREAT」は約15年続いていましたが

GREATの休刊以降、月刊少年マガジン増刊シリーズはいずれも2,3年のスパンで新創刊を繰り返している状態です。

 

よく「誌面のリニューアルを始めるとその雑誌はやばい」と言われます。

コロコロとタイトルを変更しては新創刊する月刊少年マガジン増刊シリーズの今後に注目です。

 

日本を代表する少年マンガ誌のひとつである「少年マガジン」の関連誌がなんだか慌ただしい状況にある。というか

「名前かえるペース、早っ!」

と読者も混乱してしまう面白い状態であることを普段マガジンを読んでいない人が知ったら興味深いんじゃないかと思い、記事にしてみました。

 

「マガジンR」創刊号の中身と感想

 

とても面白かったです。

個人的に特に好きだったのは4つ。

第12回本格ミステリ大賞受賞作家・城平京が原作の「虚構推理」

ズバリ“まじめ系クズ”がテーマの「まじめ系クズの日常」

極道と任侠視点で美味さを追究するグルメマンガ「紺田照の合法レシピ」

そして川三番地先生が描く師匠ちばてつや物語「あしたのジョーに憧れて」

どれも密度が濃いです。

 

「マガジンR」で特徴的なのは、かつて「月刊少年マガジン」本誌で人気を博した歴代看板タイトルの続編シリーズがほとんど載っていないことです。

「なんと孫六」「鉄拳チンミ」「修羅の門」「DEAR BOYS」

全部ありません。

かろうじてその面影を残すのは「Q.E.D.」シリーズのみ。

「マガジンR」のテーマは「怒り」だそうですが、勢いある怒りのパワーが旧態依然とした月刊少年マガジン界の慣習を一掃したのでしょうか・・・・。

すいません、すごく適当に書きました。意味はありません。

 

ところで「マガジンR」の“R”ってなんの頭文字?

 一番気になったのがこれです。

「+(プラス)」や「Z」がお尻に付くのは何となく分かります。

「イーノ」もよくよく掘り下げるとあんまり意味が分かりませんが、少なくとも「良いの」と掛けていることは分かります。

どうでもいい話ですが私が世界で一番好きなギャグは「いいのいいの、ブライアン・イーノ!」なので「マガジンイーノ」という誌名は密かに親近感を覚えていました。

 

でも「R」の由来は分からない。

雑誌のテーマである「怒り」を英語にしても頭文字はRになりません。

生まれ変わりややり直しなとを意味するのであれば「R」ではなく「RE」と付ける気がします。

編集部のツイッターに「リアルをお届けします」というような内容が一度呟かれていたので「REAL」の「R」という可能性もありますが、およそ信憑性に欠ける推測です。

公式サイトをくまなく見ても言及されていない、謎に満ちた「R」。

いま編集部ツイッター宛に質問をしている所なので、分かり次第記事の更新をしたいと思います。

 

そんな細かい所に拘るショビ書房は、「マガジンR」を末長く応援しているのでアール。

雑な終わり方ですいません。

 

【追記】マガジンR編集部アカウントからリプライを頂きました。

 

私としたことが「怒り→anger」だとてっきり思い込んでいました。

angerではなくrage。angerよりも形式ばった用法で「抑えがたい憤怒」を表すそうです。

映画「アウトレイジ」のレイジですね。

 

「怒り」と「革命」と「復興」を表す“R”。

是非そのような雑誌になることを願っています。